歯並びの基礎知識
10歯並びを悪くする癖(悪習癖):カテゴリー一覧
歯並びを悪くする原因には癖があります。
歯並びを悪くする原因に習癖(しゅうへき / くせ)があります。
○指しゃぶり
3歳くらいまでは誰でも指しゃぶりは行うものです。
しかし小学校にあがっても指しゃぶりが残っている時は要注意です。
この時期は永久歯の前歯も生えそろう時期で、歯並びに影響がでる時期でもあります。
顎の発育にも影響を及ぼし、骨格性の不正咬合をも引き起こしてしまいます。
指しゃぶりのやり方によって症状も異なって来ます。上顎前突症(出っ歯)、下顎前突症(反対咬合)、開咬、交叉咬合・・・

指しゃぶりが原因で引き起こされたと思われる不正咬合
指しゃぶり等の癖は無理に止めさせようとすると、それ自体がストレスとなり保護者がいない所で隠れてやったり、違う癖に移行する場合がありますので慎重な対応が必要です。
ご心配場合は矯正専門医等にご相談ください。
○舌癖(ぜつへき)
舌の使い方が悪いと舌が歯を強く押して前歯が前に出てきたり、顎の成長に影響を与えることがあります。特に前歯が前に押し出されると開咬になったり、骨格性下顎前突症(反対咬合)の原因にもなります。
歯が正しい位置に並ぶためには、お口の中で表側からは頬のプレッシャー(筋圧)と裏側からは舌のプレッシャー(筋圧)でサンドウィッチされて整直します。(バクシネーター・メカニクスと呼ばれます。)
そのどちらかのプレッシャー(筋圧)が強いと歯が押されて動いて行きます。
舌癖が起こる原因は扁桃腺やアデノイド、アレルギー性鼻炎等で鼻呼吸ができずに口呼吸の場合に舌が前方に位置付けられて起こる場合があります。
また、指しゃぶり等の習癖のために前歯が咬み合っていない時に舌がそこに介在してきます。

正常な場合前歯を接触させて発音や嚥下(飲み込む行為)を行います。しかし、前歯が咬み合わない開咬状態だと舌を介在させて発音や嚥下を行います。そのため一日何百回~何千回と舌が前歯を押すことになります。(無意識な状態で)
治療法としては筋機能療法(マイオファンクショナル・セラピー)があります。これは舌を意識して舌の正しい使い方を習得する方法です。
筋機能療法だけでは治らない場合もありますので、開咬などがある場合は先に形態的(歯並び)なものを治してから筋機能療法を行えば効果的です。
○咬爪癖(こうそうへき)
爪を咬む癖も歯並びを悪くする一つです。
爪を咬むことで、咬みこむ歯に力が強く加わり歯が動いて行きます。
○咬唇癖
唇をかみ締める癖も歯に部分的に強い力が加わり不正咬合を誘発します。
上顎前突症(出っ歯)では上の前歯と下の前歯の間に水平的な空間が大きいため下唇を巻き込んでしまい咬唇癖を起こしやすくなります。
咬唇癖があると歯並びが悪くなるだけではなく、下顎の成長にも影響を与えます。
成長期の子どもだと咬唇癖の影響で、いつも下唇を咬む力が下顎に作用して下顎の成長不良を起こします。適切な時期に歯並びを治すことは悪習癖を予防して正常な顎骨の成長にも有利です。

○頬杖
頬杖を長時間していると頭の重さで、頬杖を基点にして下顎が変位してきます。そのため、上下の咬みあわせにズレが生じやすくなります。
○体癖
姿勢が悪かったり、寝相 (うつ伏せ寝) が悪いと歯並びにも影響します。
また、食事の時の姿勢も影響があります。
最近ではテレビを見ながら一人で食事をする子どもが増えています。(個食)
テレビが正面ではなく横にあると、お顔だけ横向きになり 片咬み の原因となります。
左右の歯でお食事をせずに咬みやすい片側だけを使っていると、顎がそちらの方にズレて行ってしまいます。




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